小林亮太 さん

小林亮太 さん

Ryota Kobayashi

留学した国
アメリカ カリフォルニア州
期間
海外大学進学
目的
自分の可能性を広げる挑戦
あなたにとって留学経験は(一言で)
人生の転機

ご出身の大学・専攻を選んだ理由を教えてください!

私が進学したのはカリフォルニアにあるマーセッドコミュニティーカレッジでした。入学した当初の専攻はスポーツ医学です。高校で進学を考える際に「将来の自分の姿をどう想像するか」という事にいつも悩んでいました。高校時代の私は、サッカーをする事にしか興味が湧かず、また一方でプロ選手にもなれるわけではないと頭では理解はしているがその他選択肢を見つけることが出来ないという状態でした。このままの自分で高校生活を送り、付属している大学に進学するかと思っていた際に、新聞で見つけた「海外の大学でスポーツ医学を学ぼう!」というフレーズが新たな転機でした。サッカーとアスレチックトレーナーが私の中で結びつき、そこから、「今まで続けていたサッカーに関する知識やトレーニング方法を活かす事、夢を追い続けている子どもを含めすべての人に対して支援したい。」という考えになり、アメリカに渡ることを決意致しました。

海外大学生活の中で学んだことがあれば教えてください!

私は海外生活の中で「人」を学びました。アメリカでは様々な人種や年齢層、宗教観を持っている人々が大学に通います。加えて、仕事をしながら大学に通ったり、自分のキャリアのステップアップのために大学に通ったりすることも少なくはありません。日本での大学では、基本的に18~22歳の同年代の学生が大学に通う為、相手がどのような宗教観を持ち生活しているのか、どのような社会的立場にいるのかなど考える機会はそう多くありません。その為、多種多様な人が通うアメリカの大学生活そのものは社会人生活に直結するものだと学びました。その中で、他者を尊重し、自分という人間を表現する事、それは海外生活で深く学んだことであります。

大学の授業の様子を教えてください!

通常の授業で一番気を付けた事は、積極的に質問をする事、意味の分からない内容はメールで問い合わせをする事、そして日本人同士の関りを適度にする事です。あたりまえですが、大学の授業は、生徒の英語能力を「第二言語」として考えてはおりません。授業は当たり前に英語です。わかりやすく単語を並べてくれる事も少ないです。高校では文法を学びましたが、コミュニケーションは文法にすると短縮され、先生によっては訛りのある英語で授業が展開されることもあります。その為、如何に日本の英語教育の中で、口語的学びが欠けているのかを痛感しました。取り残されているという感覚を覚える事もありましたが、わからないところは直接質問し、場合によってはメールをし、それでもわからない場合は他の学生や時には日本人の先輩などに協力を仰ぎ、解決していきました。そして、あえて日本人との関りを極力少なくし、英語を話す環境を自ら作る事をしました。それにより英語が苦手であった私もヒアリングの能力は格段に上がりましたし、日常会話レベルでのコミュニケーションはとれるようになりました。専攻の勉強としては、授業が終わった後、Trainer’s Roomに毎日のように足を運び、テーピングの方法やマッサージの方法などを学びました。自ら積極的に「やりたい意思」を伝え、Student Trainerとして土日のアメフトやバスケの試合に帯同することもあり、選手との関りを持てた日々はとても楽しいものでした。

現在のお仕事の内容またやりがいなどありましたら教えてください!

現在は、Merced Community Collegeで知り合った学友2人と会社を設立し、取締役として事業展開をしております。昨今のグローバル化社会や、海外生活の経験も踏まえ、「世界に羽ばたく人財の育成」をモットーとして、コンサルタント事業・教育事業・スポーツ事業の3本を軸に、日々奮闘しております。
 私は、アメリカでの生活を通して日本人であることの誇りや日本の素晴らしさを学び、これからを担う子どもたちに尽力したいと考えるに至りました。現在は、幼稚園教育や学習塾の運営などを中心に、日本の教育に携わっております。また、教育に厚みを持たせるには、国家予算として増え続ける「社会保障関連費」に早急な対策を講じる必要があると考え、コンサルタント・スポーツ事業として「企業の取り組みにおける健康経営事業」にも着手しております。最後に、「今まで続けていたサッカーに関する知識やトレーニング方法を活かす事、夢を追い続けている子どもを含めすべての人に対して支援したい。」という私の学生時期の夢は、NATAを所有し、Merced Community Collegeで授業を教えていた仲間に託しております。我々一人一人が出来る事は小さく、微々たるものかもしれませんが、同じ志を持って仲間と仕事をする事にやりがいを感じております。

HIUCで学んだことで大学に入ってから役に立った事はなんですか?

一番は、レポートの正しい書き方。
話すことが苦手であっても、文章を書くことが得意であれば、色々な不安がカバーできます。

留学を目指している後輩へメッセージをお願いします!

自分を信じ、考える前に行動

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