上田 英男さん

上田 英男さん

Hideo Ueda

留学した国
アメリカ ワシントン州/イギリス ロンドン
期間
海外大学・大学院進学
目的
世界を見てみたかったから!
あなたにとって留学経験は(一言で)
新しい世界を見るチャンス!

ご出身の大学・専攻を選んだ理由を教えてください!

大学を選ぶときは条件を入れて絞っていくウェブサイトを使用して、絞った中から数校出願しました。当時の条件は、私立、共学、4年制、アメリカの東海岸、リベラルアーツ、ビジネスが学べる、馬術部がある、少人数制等でした。 そして合格した学校の中から学校のウェブサイトの雰囲気と学校のランキング比べて最終的にElmira Collegeにしました。 

海外大学生活の中で学んだことがあれば教えてください!

「日本人だから」というのはあまり関係ない! もちろん国籍・人種・育った環境によってある程度の性格などの傾向はあるのかもしれませんが、最終的にはその人次第です。最初はできなかったとしても、本人にやる気があり、努力するのであれば十分世界でも・外国人相手でも結果がだせます。

大学の授業の様子を教えてください!

少人数制の学校だったので、全体的にクラスがとても小さかったです。大体20名以下なので、自分が通っていた高校よりも小さいクラスがほとんどでした。なので、授業に来なかったり、寝ていたり、携帯をいじっているとすぐにばれます。1番小さいクラスは、教授と1:1というのもありました。必修科目で最初は2名学生が登録していたのですが、相手がドロップしてしまい結果1:1になりました。なので教室は使わず教授のオフィスでとても濃い授業となりました。

小さい大学でしたが教授陣は個性あふれ、実務経験豊富な人が多かったので学ぶことが多かったです。ビジネスの科目の、とあるアメリカ人の教授は元日系電機メーカーのVice President(幹部)でとても親日かつ日本のビジネスに関しても学ぶことができました。日本にはない【Criminal Justice】という分野も勉強していましたが教授の一人は元地元警察署の署長を務めた方で、過去の事件や警官時代の経験を語ってくれました。そのほかにも沢山の教授からいろんな話を聞くことができました。

基本、どの授業も予習・講義・複数の小テスト・プレゼンテーション・複数の小論文をしていく形式で、他のクラスメートと準備をしたり一緒に活動したりすることも多かったです。テスト前や提出物締め切り前は寮のラウンジなどでエナジードリンク片手に友達と徹夜することもたまにありましたが、普段はのんびり遊んだり・ご飯を食べに行ったりと楽しくやっていました。

現在のお仕事の内容またやりがいなどありましたら教えてください!

現在は日本語で【ライセンス部】というところに所属しています。イメージしにくい仕事内容ですが、簡単に説明すると、弊社の商品を契約通りご利用して頂けるよう社内・社外への教育を行ったり、契約に沿わない使用が見つかった場合には適切に対応をするということを業務としています。

アジアでチームを組んでいるので、私はAPAC(東はオーストラリア/NZから西はインドまで)をカバー・担当しています。当然、チームにもお客様にも様々な国の出身の人がいるので日々英語で仕事をしていて、海外とは電話・メール・テレビ電話会議等を活用しています。海外に出張する機会もあるのは楽しみです。


同じような案件でも国や企業によって対応の仕方が違ったりしますし、国によって社内トレーニング・指導内容を少しずつ調整したりもします。毎日沢山の人と様々な角度からコミュニケーションをとりながら仕事をするのはこの仕事の難しい部分でもあり楽しい部分かもしれません。またアメリカチーム・ヨーロッパチームとも連携したり、アジアとしての意見を発信したり、APACチームとして沢山の国があるアジア地域をまとめるというのもとても面白いものです。

HIUCで学んだことで大学に入ってから役に立った事はなんですか?

プレゼンスキル・会話力・エッセイスキルかと思います。これらの基礎がないと海外の大学では何もできないので、できれば日本にいる間に準備しておくとよいと思います。やはり旅行や短期留学ではないので、いかにこの部分をしっかり固めておくかで卒業までの時間や成績に大きな影響があると思います。

現地でも大学付属のESLという英語の授業があるのですが、個人的には日本でできるだけ上達しておくことをお勧めします。理由としては、日本だと1年間などと期間が決まっているので区切りやすいしある意味プレッシャーなのですが、海外の大学付属のESL等に入ると、【留学】はしているし特に期限もないのでだらだらしてしまい1年以上ESLをとる人が多いように思います。そうなると【大学】卒業までの時間がかかったりしますしやる気が落ちてくる人も増えるように思います。

僕の場合は、留学してから大学で再度テストを受けた結果、Full-time(大学の授業はとらず、英語の勉強に専念)ではなく、Part-time(大学の授業と並行しながら)でESLをとった方が良いとアドバイス頂きました。なので、アドバイス通り短期間ESLをとりましたが、その後部活を掛け持ちしつつ、校内でバイトしつつ、ダブルメジャーとマイナーをしつつ、4年で無事に卒業できました。Full-timeのESLを現地で長くしていたら難しかったと思います。

もし日本で1年などを使った分を取り戻したいのであれば、留学後勉強に専念し計画よく進めば3年で十分卒業できると思います。私のようにPart-TimeでESLをとった場合でも専攻を絞れば3年・3年半で卒業はできていました。さらには私が実際したように大学院の修士課程をイギリスなどの1年制の学校に入れば、日本だと大学・大学院で計6年かかるのと同じ期間で終えることも可能です。(HIUC1年・アメリカ大学4年・イギリス大学院1年)

なので事前準備は時間余分にかけてでもする価値があると思いますし、それを同級生から見て「遅れ」ととるのであれば、留学してから挽回するチャンスはたくさんあると思います。

留学を目指している後輩へメッセージをお願いします!

年々【留学】はとても身近になってきています。皆さんが思うより実は簡単に大学留学できますし、卒業も普通に頑張っていればできると思います。なので、「留学なんてできるのか?卒業なんてできるのか?」で悩み続けるのはもったいないことです。「どこに留学しよう?どういったこと勉強や活動しよう?」の方に時間をかけてください。

自分のしたいことに素直に耳を傾けてください。行きたい国や学校、したい勉強やスポーツがあるならぜひするべきです。留学することは自分で決めたのに留学先や専攻などは、みんなと同じような行動をとる、というのはもったいないです。


わからないことは、HIUCのような専門の人や、実際大学留学・卒業した先輩に聞いてみてください。意外とみなさん丁寧に細かく教えてくれます。ネットでは出てこないような生の声も聞けます。お勧めは沢山の人にいろいろ聞くことです。そうすることで留学というものの全体像が少しずつ見えてきます。


今こうして偉そうにメッセージ書いていますが、高校卒業したての何も知らない当時の自分になんでもっといろいろ話を聞いておかなかったのか思っています。聞いておけばもっとよい留学生活が出来ていただろうといまさらですが反省です。

PAGE TOP