グローバルキャリア

グローバル社会で活躍するために英語は必須条件です。しかし、ただ話せる・聞ける・書けるという英語力では違った価値観を持った世界の人々と心から理解し合うことはできません。
特にビジネスの最前線で活躍するには、母国語同様に使いこなせる「英語運用能力」が必要です。それは言葉だけでなく、グローバルな視野や考え方を持つことが求められているからです。近年日本国内においても、留学経験を持つ人材を積極的に採用する傾向が高まり、留学経験者のための就職イベントや、ターゲットを絞った募集が増えると言われています。
つまり、プレゼンテーションやディスカッション、ディベートなど、英語で考え、英語で表現する力を身につけることが、一歩優位なキャリアパスになり得るということです。
英語圏の大学での学習や生活を通じて、高いレベルの英語力を修得する。加えて、自己表現力や論理的思考力も強化できる。留学の価値はそこにあります。

ビジネスのグロ－バル化が進む中で、留学経験者かつ一定以上の語学力を身につけた人材へのニーズが高まっています。
大企業はもとより中小企業においても製造部門を海外に置くという流れと同時に、海外からのスタッフ・顧客を招くというケースも増えており、世界のビジネスシーンで、その国の人たちの気質や価値基準などを理解し、対等なヒューマンリレーションが構築できる能力を、国内外で発揮する人材が求められています。
また、国籍にこだわらずグローバルな環境に対応できる人材への採用も多くなっており、年々、そのニーズは高まっています。それは、英語運用能力はもちろん、言葉や文化の異なる国で学び、生活する中で培った、苦難を乗り越える力、また異文化理解を通して得られるグローバルな視野を身につけた留学経験者に、グローバル人材としての価値が期待されているのです。

先進国はもとより新興国においても急速に広がるグローバル化の中で、日本企業もまたグローバル人材の強化という課題を抱えています。
日本の企業全体で見ると、グローバル人材を常に求めているのは約13％ですが、海外ビジネスが盛んな上場企業では約33％にも上ります。語学力はもちろん、諸外国を相手に習慣や思考にも精通し、具体的な成果を生み出せる人材が求められているのです。