英語4技能と大学入試

英語4技能と大学入試

4技能と大学入試


大学入試の変化

大学入試の変化

①2021年度の大学入学共通テスト
2021年度の入試より、「大学入試センター試験(以下、センター試験)」に代わり、「大学入学共通テスト」が実施されます。
従来のセンター試験と同様に、毎年1月中旬の土・日曜の2日間渡り、全国で一斉に実施され、共有テストの科目は、国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語の6教科30科目で構成され、自身の志望大学がしている教科・科目を選択して受験します。


  

◆『英語』はリスニング重視に
『英語』については、「リーディング」(※センター試験時の「筆記」から改称)と「リスニング」の受験が必須になり、配点が「リーディング(センター試験では250点)」と「リスニング(同50点)」がそれぞれ100点となり、センター試験時よりも「リスニング」の配点が高くなることが大きな変更点になります。

 
  

②各大学では民間の英語資格・検定試験を入試に取り入れる傾向に
2019年、文部科学省より大学入試における民間の英語資格・検定試験活用のための「大学入試英語成績提供システム(以下、システム)」について導入の見送りと再検討が発表されましたが、各大学では英語資格・検定試験(出願資格や点数化をして加点したり等)を独自に入試に取り入れる大学が増加傾向にあります。

  
  • ①英語における民間試験の導入
  • ②国語・数学の2教科に記述式問題が追加
  • ③思考力・判断力・表現力を問う問題が出題

特に英語の試験が大きく変わります


英語の4技能を評価するテストに変化

これまでの英語のテスト
(2技能)

  • 読む(リーディング)

  • 聞く(リスニング)

  • マークシート式

変更後の英語のテスト
(4技能)

  • 読む(リーディング)

  • 聞く(リスニング)

  • 書く(ライティング)

  • 話す(スピーキング)

  • マークシート式
  • マークシート式

民間試験の導入は4技能を適切に評価するため

民間試験の導入と狙い

当初、高等学校学習指導要領における英語教育の抜本改革を踏まえ、大学入学者選抜においても、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を適切に評価するため、共通テストの枠組みにおいて、現に民間事業者等により広く実施され、一定の評価が定着している下記の資格・検定試験を活用することが決まりました。

しかし、英語民間試験を受験するにあたっては、課題(経済的な状況や居住している地域によって等しく受けられないなど)がありシステムの導入見送りとなりましたが、高校生にとって、読む・聞く・話す・書くといった英語4技能をバランスよく身に付け、伸ばすことは大切なことには変わりはありません。 今後、グローバル化が進展する中で、英語によるコミュニケーション能力を身に付けることはますます重要を増すと思われます。


4技能のテストに対応できるのか?

4技能のテストに対応できるのか?

大学入試が変わるのはわかりましたが、その4技能の習得はどうすれば良いのでしょうか?
今の高校での英語教育では、この4技能習得は充分な環境が整っているとは言えません。
実際、ネイティブ講師を招き高校での授業を実施するなどの動きが始まっていますが、あなたの高校ではいかがでしょうか?

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