影山　貴大さん

セントラルフロリダコミュニティカレッジはフロリダのオカラという街にあり、非常にのどかで過ごしやすそうだなと感じたのも大きかったです。あとは寮もシェアハウスのような形でしたが個室に分かれていてプライベートが確保できているのも非常に魅力の一つでした。

留学したその年に東日本大震災が起き、当時の日本からの留学仲間と支援物資を集めるボランティアを立ち上げたのですが、その時に迅速な周りのサポートや力を貸してくれた友人や教師の皆さんの動きに本当に感銘を受け、授業の内容だけでなく、人のために動ける人間性を学ばせていただきました。

専攻は生物学ということで理系科目ゆえ、数学や化学などの授業が多かったのですが、勉強ができるかどうかよりも、わからないなら先生や友人に聞いたりなどしっかりとコミュニケーションをとることが良い成績をとるうえでも重要だったのが非常に印象深かったです。人の話にしっかりと耳を傾け、自分の主張もしっかり伝えることがとても大切になってくる授業スタイルでした。

現在私は日本でまちづくりやNPOと言われる地域課題や社会課題に取り組み人たちを支援するコーディネーターという仕事についています。まだまだ日本では認知されていない仕事ゆえ、０から仕事を生み出し、世の中に価値を見出していかねばならない非常に難しい仕事ではありますが、留学時代のボランティア経験や授業で磨いたコミュニケーションスキルが存分に活きる仕事に就けたと感じています。リアルに社会に住むまだであったことのない他者のためにもなるアクションを作りだしていく、これからの時代に絶対に必要になってくる仕事だと思い、大変ながらも毎日充実して生活をしています。

英語のスキルはもちろんのことですが、何よりも仲間とのコミュニケーションや、自分の考えをしっかり伝えていくという留学先でしっかりと生きていくためのコミュニケーションスキルが非常に役に立ちました。

皆さんが留学を志される強い思いは何でしょう？きっとおひとりお一人違う思いを秘めているかもしれません。その思いを大切にしながら、皆さんしか出会えない多くの人達との出会いを大切に、皆さんしか歩めない人生の一歩を是非踏み出してください。心から応援しています。