川合 歩

川合 歩さん

Ayu Kwai

留学した国
アメリカ カリフォルニア州
期間
海外大学進学
目的
日本でも海外でも大学で専攻科目を学ぶなら、その期間を使って、英語も話せるようになったらラッキーという一石二鳥な状況を手に入れることが目的でした。
あなたにとって留学経験は(一言で)
日本を外から見ることが出来た機会

ご出身の大学・専攻を選んだ理由を教えてください!

Santa Monica Collegeへ行くことに決めた理由は3つありました。
1つめは、気候です。当時、HIUCの提携校はカリフォルニアとニューヨークがほとんどでしたが、雪が降るほど寒くなるニューヨークには住みたくなかったため、カリフォルニアの学校を選択しました。
2つめは、専攻であった国際関係学科があったことです。専攻を決定していたので、重要な点でした。
3つめは、これも当時のことですが、4年制大学への進学を検討しており、Santa Monica CollegeはUCLAなどの有名大学へ多数編入実績あったためです。また、国際関係学を専攻していた理由は、人の役に立つ仕事がしたいと考えていたためです。根本的な考えは今も変わっていませんが、その後、カンボジアでのボランティアにて影響を受けて、専攻をBusiness Administrationへ変更することになりました。

海外大学生活の中で学んだことがあれば教えてください!

海外大学生活の中で学んだことは、数えきれないほどありますが、特に影響を受けた点は、何か新しく始めたいことがあるときに年齢は関係ない、という考え方です。
海外で大学に通うまで、大学で勉強をするのは、高校を卒業したばかりの18~20代前半の人が通うところと考えていました。しかし、アメリカでは大学に様々な年齢の人が通っていました。一番印象に残っているのは、一緒にスペイン語の授業を受けていた男性です。 彼は当時40歳でしたが、長く付き合っていたパートナーを亡くし、治療過程を見守る中で新たに看護師を志したため、大学に入りなおしたと言っていました。

大学の授業の様子を教えてください!

教授によって大きく異なり、対話形式で進む授業もあれば、手を上げた生徒にだけ回答を求める授業や、授業の前半は日本の高校の授業のように教授がポイントとなる論点を読み上げて、後半は意見交換の時間をとる授業など、科目によっても様々でした。英語の授業(日本でいうところの国語)を受けたときは、奥様が日本人だというイギリス出身の教授だったので、授業で日本映画を見て、学期の最後にその映画に関するエッセイを書いたという経験もあります。

現在のお仕事の内容またやりがいなどありましたら教えてください!

現在は、カナダのバンクーバーで会計・経理の仕事をしています。留学途中に、専攻を国際関係学からビジネスへ変更したため、勉強したことを仕事で活かすことができています。会計・経理と言っても、色々な業務がありますが、現在私が携わっている仕事は、ゼロからイチを作り出す作業がとても多いです。真っ白な紙に、絵を描いていくイメージです。困難な点も多いですが、形になった時の達成感がとても大きいので、これからも続けていきたいと思っています。

HIUCで学んだことで大学に入ってから役に立った事はなんですか?

単語、文法、エッセイの書き方、スピーチやプレゼンテーションなど、普段の授業は文句なしに役立ちました。
また、ネイティブの先生たちから、アメリカ人的感覚を事前に学ぶことが出来た点は大いに役立ちました。
アメリカ人の先生たちが、採点後のエッセイを投げて(文字通り、ぽーいと投げられます。)返してきたりなど、
日本人の感覚からは驚きですが、とくに失礼に接しているわけではなく、良くも悪くも感覚が異なるということを肌で実感し、アメリカに行ってから文化の違いであまり驚かずに済みました。

留学を目指している後輩へメッセージをお願いします!

大学生活には授業に関する情報がないことは命取りなので、情報交換ができる友達をたくさんつくってください。日本人の友達もです。これは、英語を勉強するために来ているのだから、と無理をして、留学当初はずっと英語で話し、日本人の友達を作らず、情報不足に陥って損をした私の経験からです。海外の大学に勉強にきているのに、友達をたくさんつくって、日本人の友達もなんて、本末転倒なようですが、国籍を問わず友達をたくさん作ることが、留学を成功させる近道だとおもいます。

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