K.H　　さん

カナダの大学が州立・市立で構成されているため、教育水準が一定であると聞き、また治安面も考慮し、カナダを選択しました。大学を選んだ理由は、日本人が少ない、学費が他の州の大学より安かったからです。専攻については、当初はBusinessを専攻すれば社会人になったときに活かせそうと軽い気持ちで決めました。Businessの中でも専門学科を選択しないといけませんでしたが、マーケティングストラティジーの授業を受け、市場調査～事業計画づくりまでの流れを学び、面白さを感じ、Marketingにしようと考えました。また、その当時ウォルマートに代表される小売業の変革が過渡期で、ロジスティクスがこれからの経済に大きく影響を与えると考え、Supply Chain Managementも合わせて選択しました。

目の前のことに取り組んでいれば結果はついているということです。憧れの留学生活でしたが、憧れは留学1日目にして崩れ、自分の色々な甘さを痛感したことを覚えています。英語、大学生活、初めての一人暮らし、友達作りなど、自分は何もできないと痛感させられる日々。落胆しても、焦ってもしょうがない、まずは自分ができること、目の前のことをしっかりやってみようと思えてから、行動が少しずつ変化してきたように思えます。大きな壁にぶつかったら、物事を分解して考えて、できることをしっかりやろうと思っていると、壁もいつの間にか超えていることが多く、今でも大切にしている考え方です。　　

大学の授業の成績は、主に参加率、ペーパー、プレゼンテーション、中間・期末テスト等で決まります。授業についていくためには、予習が命と思っていた私は、週末に全ての教科の予習をし（テキストを読み込み）、平日は復習やペーパー作成に充てていました。また、グループで集まり話しあいながら課題に取り組み、後日クラスでプレゼンテーションをすることもありました。マーケティングリサーチの授業では、ピザの商品開発と題し、どんなピザが食べたいかをリサーチ。実際にインタビューをしたり、アンケートをとったりし、自分たちなりの考察をまとめました。ビジネスに近い感覚で授業を受けれた点は非常に為になったと感じていますし、グループメンバーとは、今でもやり取りをする仲です。

大学での授業で自分なりに分析し結論を導き出すことへ面白さを感じたことから、コンサルティングができる会社に決めました。組織・人事領域において、お客様の組織や人に関わる悩みを受け、社内の人へヒアリングし、そこから課題を形成、解決策を立案していきます。解決策は、社内意識改革、教育研修、採用変革と様々です。やりがいは、自分が考え抜いた提案で、更には色々な反発もある中で様々な人を巻き込み実行に移し、組織が変化していく姿、人が成長していく姿を見ることができる点です。

HIUCでは、英語のままならない中、膨大な宿題の量をこなさなければいけない点で、非常に苦労しました。そんな中で自然とタイムマネジメント力が身に付き、大学生活でも大いに役立ちました。

留学は毎日毎日が挑戦です。目の前のやるべきことから逃げず、突き進んでいけば、自分の実力となり、これからの自分の財産になると思います！