英語学習・留学に関するお役立ち情報まとめ

英語学習・留学に関する
お役立ち情報まとめ

留学後の就職と人脈

就職

海外留学の経験を生かして、早め早めの就職活動を

帰国して就職する場合、海外の大学(4年制大学・3年制大学)を卒業すると日本の4年制大学を卒業した学生と同様の待遇になります。ただし、日本の大学が3月卒業なのに対して、海外の大学は卒業時期がズレます。例えば、アメリカの大学の場合は5月下旬から6月上旬が卒業シーズンです。イギリスは通常9月卒業ですが、12月や1月に卒業することもできます。オセアニア地方は12月卒業が一般的です。

日本の企業の大半は4月入社に合わせた採用スケジュールを設けていますが、企業のグローバル化により、海外大学生を積極採するため通年採用を実施する企業が増えています。終身雇用制度や年功序列といった従来の経営スタイルが変革され、「実力主義」の度合いが一層強まっています。このような状況のもと、留学生にとっての就職環境は比較的有利なものと言えるでしょう。以前から留学生の採用が活発だった製造業界やIT業界のみならず、金融業界や広告業界においても、留学経験者の専門知識の高さや海外のビジネスパートナーとの交渉に必須である語学力が重視されており、即戦力としての活躍に大きな期待がかけられています。

海外で生活していることから会社訪問などができないことはデメリットであるものの、留学生には日本ではできない経験を積んでいることはアピールポイントになります。海外の生活や授業で得られた高い専門性や語学力を武器に就職活動を乗り切ってください。

就職活動は早め早めの行動が大切です。卒業前から情報を得るようにしましょう。就職情報は現地から得ることができます。現在、多くの企業は自社のウェブサイトを持っているので、インターネットがあれば簡単に情報収集ができます。

海外で就職するために知っておきたいこと

海外で働く場合には、就労ビザを取得する必要があります。オーストラリアやカナダを始めとして、移民の受け入れに寛容な国では、大学留学修了後に一定条件を満たしている場合に就労ビザが取得できる制度を設けている国もあります。留学先を決める際に一つの基準にしてみてはいかがでしょうか。特にアメリカやイギリス、カナダ、オーストラリアの大学は、世界的にも評価が高く、高品質の教育が学べることから日系の企業からの採用も積極的です。現地の主要都市では、キャリアフォーラムなど就職を支援するイベントも開催されています。

また各国の研修システムを活用することもオススメです。アメリカの実務研修システム(プラクティカルトレーニング)では、自分が専攻した分野に限定して仕事を探すことができるため最長1年間働くことができます。プラクティカルトレーニングは、正社員として働く前の試用期間としての意味合いが強く、使用期間を通して評価された場合には正社員として雇用される場合もあります。海外で正社員採用を目指す場合に、専攻や卒業大学など有名大学や名門大学ほど評価される傾向はありますが、成績はもちろん重要になります。成績はGPA(Grade Point Average)という数値的な指標で評価されるため、しっかりと勉強をして成績を残していることが重要です。

インターンシップを利用してなりたい自分を見つけよう!

海外の大学を卒業しても、日本のように卒業後すぐに新卒として仕事を得られるとは限りません。自分が就きたい仕事の方向性が決まっていない人も多いでしょう。そこで利用されるのがインターンです。インターンシップとは、学生が企業のなかで研修生として働ける制度のことです。自分が関心のある仕事の現場を見ることができ、実際に働いてよく知ることができます。基本的には無給ですが、有給で働くことができるものもあります。

インターンシップ先の企業は地元の新聞や日系新聞の求人欄、大学の掲示板やキャリアセンターで探すことができます。また重要な情報源として口コミがあります。成績がよかったり、担当教授と交流があったりすれば、そのツテでインターンシップ先を紹介してくれることがあります。推薦状込みで紹介してもらえることもあり、就職に大いに役立ちます。

インターンシップは、正社員採用の前の試用期間と位置づけている企業も多いです。仕事ぶりが評価されれば海外で働くことができます。そのため、どの企業でインターンするかはしっかりと考えておいてください。

留学先のジョブフェアを活用しよう!

就職活動に役立てることができるイベントとして、現地で開催される留学フェアや留学セミナーがあります。これは、自分のキャリアを考えるヒントになり、社会人と接することのできる貴重な機会です。上場企業からベンチャー、中小企業、日系企業など多彩な企業が集まります。

さまざまなイベントがありますが、とくにジョブフェア(Job Fair)という就職説明会はチェックしておきたいです。これは日系企業が多数参加するため、情報収集したり質問したりする機会となります。気軽に参加でき複数のブースを回ることができることがメリットです。

キャリアフォーラムは、ボストンやロサンゼルス、ニューヨーク、東京、ロンドンで開催される大きなイベントです。有力企業が集まり出会いの場をプロデュースしています。日本人留学生対象のジョブフェアも開催されているので、是非足を運んでください。ジョブフェアの情報はインターネットやフリーペーパー等から情報を得ることができます。

海外の人脈を生かしてステップアップ!

海外では人脈の重要性がとくに高く、人脈づくりに熱心です。出世や将来の可能性を高めるために重要だと知っているからです。就職や起業、プロジェクトを進めるときに広く人脈があると助けられることがあります。自分がよく知らないことでも、その分野に深い知識を持っている友人がいればアドバイスをもらったり、手伝ってもらったりすることができます。

大学院の研究やプロジェクトではもはや一つのゼミ内では完結せず、大学間のネットワークを利用して共同で進められることが多くなりました。海外の大学とも連携して行われることもあります。そして、この傾向はあらゆる分野で広がっており、何かするときに人脈があるかはとても重要になってきています。

現在は、フェイスブックなどのSNSで人脈づくりが簡単になりました。現地で働く場合でも、帰国して働く場合でも海外の人との人脈は思わぬところで役立つことがあるので、人脈づくりは熱心にしておきましょう。

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